2000年代前半以降、ハローワークでは急速な勢いで自己検索機を導入したり、
ハローワークインターネットサービスのサービスを拡充するなど、
「膨大な数の求人情報にアクセスできる機会」を飛躍的に増やしてきました。
その一方で、求職者サィドからみると、職業相談をはじめとした個別に対応してくれる
機能がなおざりにされてきた印象がぬぐえませんでした。
都市部のハローワークにキヤリアコンサルタントを配置するなど、求職者に対する
職業相談機能の強化がはかられましたが、それだけでは画期的な成果はあがりません。
そこで、制度として、求職者ひとりひとりに対してキメ細かいサービスを提供する
「再就職支援プログラム」がつくられました。
早期に再就職を希望する人だけを対象に、ひとりひとりに担当コンサルタントがついて、
マンツーマンで履歴書の書き方から面接の受け答えの仕方までを指導してくれるものです。
これまでは、一般のハロワの窓口は混雑しているため、
求職者個々の状況に合ったアドバィスをしてもらうことはあまり期待できませんでした。
ところが、この制度を活用することで、期問限定ではありますが、
マンツーマンでのキメ細かいサービスを受けることができるょうになったわけです。
就職支援トレンドを表す2番目のキーワードは「クル―プワーク」です。
こちらは文字通り「集団で行なう」という意味で、求職者が1力所に集まり、
そこで一緒にセミナーを受けるだけでなく、参加者同士が情報交換したり交流していく中で、
お互いに励まし合いながら転職活動を続けていくというものです。
この「グループワーク」の要素を全面的に取り入れて成果をあげたのが、
「キヤリア交流プラザ」でした。
人材銀行に登録した中高年が原则50名1クラスになって、就職支援セミナIを受講。
講師が一方的に講義するだけでなく、「経験交流会」と呼ばれる、メンバー同士が発表しあったり、
情報交換しあう場が設定されていて、その交流によって、厳しい雇用情勢のなかでも、
就職活動のモチべーションを維持していけるようになつています。
残念ながら、全国12都市で実施されていたキャリァ交流プラザは、平成19年に民間委託された後、
平成22年には廃止となってしまいましたが、一方で、後述するジョブカフェや若者
| ハローワーク関連施設でも、同じようなグループワーク型セミナー取り 組みを行うところがここ数年増えてきています。 |
そもそも失業した人が一番苦労するのが、
ひとりで孤独感に耐えながら求職活動を続けていかなければいけないことでした。
求職者同士が交流できる「グループヮーク」式セミナーは、
そういった精神的負担を軽くしてくれるというだけでも、
失業した人にとって実にありがたい制度といえるわけです。
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